ニュースで報道される「最高気温」の数字だけに惑わされてはならない。本当に恐ろしいのは、気温と湿度が合わさった時に生じる「体感温度」の跳ね上がりだ。
気温が38度であっても、湿度が60%を超えれば、人体が感じる危険度は急上昇する。汗が蒸発せず、体内に熱がこもり続けるからだ。海外の砂漠地帯のような乾燥した50度よりも、日本のジメジメとした39度の方が熱中症のリスクが高いとされる理由がここにある。
気象庁や環境省が発表する「熱中症警戒アラート」および「特別警戒アラート」は、単なる気温ではなく、この湿度や日射量を考慮した「暑さ指数(WBGT)」を基準にしている。ランキングの数字以上に、身の回りのWBGT数値をチェックすることが、生き残るための鉄則となった。