かつて日本の大手テレビ局において、タレントの宗教的背景は半ば「開かれた秘密」として扱われていた。番組制作の現場では、本人が積極的に画面上で宗教に触れない限り、それをタブー視することも過剰に追及することもなく、あくまで一芸能人としてのタレント性が最優先されていた時代があった。
しかし、ネットメディアの隆盛とSNSの普及が状況を大きく一変させる。かつては一部の週刊誌が扱うのみだった情報が、瞬時に拡散・共有される環境が整った。視聴者の側も、タレントが発する言葉や出演する番組、さらには番組内での共演者とのやり取りに対して、これまで以上に敏感な視線を送るようになったのだ。公表・非公表を問わず、芸能人と巨大宗教団体の関わりに対する社会のハードルは、年々確実に上がっている。