内閣総理大臣としての在任中、彼を襲った最大の危機が2011年3月11日の東日本大震災と、それに伴う東京電力福島第一原子力発電所事故だった。全電源喪失という前代未聞の惨事に直面し、手探りで対応にあたった当時の過酷な葛藤は、後に映画『太陽の蓋』でもリアルに描かれ大きな話題を呼んだ。
近年ではNetflixなどの世界的な動画配信サービスで配信される実話ドラマや、さまざまな政治ドキュメンタリー作品を通じ、極限状態における彼の決断や官邸内の苦闘が改めて世界中で再評価されている。事故の風化が懸念される中、当時の真相や教訓を後世に語り継ぐ生き証人として、国際メディアや研究者からの密着取材やインタビュー要請は今も絶えることがない。