ピロリ菌未感染で萎縮のない「綺麗な胃」と確定診断された場合、毎年のように胃カメラを受ける必要があるのかどうかは受診者の大きな関心事です。日本消化器がん検診学会などの指針や最新の臨床知見に基づくと、リスクに応じた適切な検査間隔が見えてきます。
明らかなリスク要因(ピロリ菌感染歴や強い萎縮)がない健康な胃であれば、毎年の内視鏡検査は過剰スクリーニングになる場合があり、2年〜3年に1回程度の定期検査がひとつの目安とされています。ただし、以下の条件に当てはまる場合は間隔を狭める判断が求められます。
胃粘膜自体が綺麗であっても、胃酸逆流による逆流性食道炎や、飲酒・喫煙に伴う食道がんのリスク、十二指腸病変は別問題です。また、胃痛や体重減少などの自覚症状が現れた場合は検診時期を待たず、速やかに消化器内科を受診する姿勢が求められます。