ケツの多才ぶりを示す代表例が、プロレベルと評されるギターの腕前です。バラエティ番組の特技披露や音楽フェス関連の企画、自身のSNSなどでアコースティックギターの弾き語りを披露することがあり、その繊細な指引きと心地よい歌声は普段のコミカルなキャラクターとの落差で多くの視聴者を驚かせています。
学生時代から音楽に親しみ、バンド演奏の経験もあるため、リズム感や音程の正確さは抜群です。この卓越した音楽的素養は、ニッポンの社長のコントにおける「BGMと身体の動きを完璧にシンクロさせる演出」にも多大な貢献を果たしています。
ネタ作りを一手に担う相方の辻は、各種メディアのインタビューにおいてケツの才能を次のように評価しています。
「ケツは僕が書いた奇抜な台本を、文句を言いながらも完璧に具現化してくれる唯一の存在。どれだけ酷い目に遭う役でも、ケツが演じると不思議と後味が悪くならず、ポップな笑いに昇華される」(辻が語ったコンビ論の要旨)
頭脳派としてネタを構築する辻と、肉体と感性でそれを爆発させるケツ。2人の間にあるのは表面的な馴れ合いではなく、表現者としての強固な相互信頼です。