Q1:将棋の駒の表裏に書かれている赤い文字と黒い文字に違いはあるのですか?
A1:一般的に、表面の文字は「黒」、裏面の成駒の文字は「赤(朱色)」で書かれている駒が多く見られます。これは初心者が成駒であることを一目で判別しやすくするための工夫です。一方、タイトル戦などで使われる高級な彫埋駒や盛上駒では、裏面もすべて黒漆で統一されており、文字の書体そのもので成駒を判別する仕様が主流となっています。
Q2:使わなくなった将棋駒のお手入れや保管方法で注意すべきことは?
A2:天然木を使用した高級駒は湿気と急激な乾燥(直射日光やエアコンの直風)を嫌います。定期的に乾いた柔らかい布(マイクロファイバーや椿油を極微量に染み込ませた布)で優しく拭き取り、直射日光の当たらない桐箱などに入れて保管するのが理想的です。水拭きや化学洗剤の使用は木割れや漆剥がれの原因となるため厳禁です。
Q3:なぜ「左馬(ひだりうま)」は縁起物として重宝されるのですか?
A3:山形県天童市の飾り駒で有名な「左馬」は、「馬」の文字が逆さに書かれています。本来、馬は人に引かれるものですが、逆さになることで「人が馬を引いてくる=人を招き入れる(商売繁盛)」に通じるとされます。また、「うま」を逆から読むと「まう(舞う)」となり、古来よりめでたい席で披露される舞に通じることから、福を招く守り神として親しまれています。