「パチパチと火花は飛ぶのに火がつかない」「点火ボタンから手を離すとすぐに火が消える」という症状が出た場合、バーナーキャップ周辺にトラブルが生じているケースが大半です。主な原因として次の3点が挙げられます。
第一に疑うべきはスリット(炎の出口)の目詰まりです。調理中の油煙や吹きこぼれが焦げ付き、ガスの放出口を塞いでしまうと、火花がガスに引火できなくなります。特に煮汁が乾燥して固まるアルカリ性の結晶汚れは、頑固な目詰まりの原因になります。
第二に水滴や湿気による点火不良です。コンロ掃除の直後や、吹きこぼれを拭き取った直後に火がつかない場合、バーナーキャップの裏側や点火プラグ付近が濡れている可能性が高くなります。水分が残っていると電気が逃げてしまい、十分な火花が飛びません。
第三に温度センサーや点火プラグ周辺の汚れです。バーナーキャップの中央から突き出ている立ち消え安全装置や温度センサーにススや油が付着していると、安全機能が誤作動してガスを遮断してしまいます。火がつかないときは、まずパーツの乾燥状態と汚れの有無を確認するのが鉄則です。