旅客収入の減少リスクを冒してまで、なぜ鉄道会社は50%オフという大盤振る舞いを行うのか。その答えは「座席稼働率の平準化」と「データ収集」にある。
週末の「かがやき」「はくたか」は満席状態が続く一方で、火曜や水曜といった平日日中の時間帯には一定の空席が目立っていた。半額という強烈なインセンティブを提示することで、時間に余裕のあるフリーランスやシニア層、有休を取得した会社員を平日に誘導することに成功している。さらに、オンライン決済に特化させることで顧客データを蓄積し、今後のAIを活用したダイナミックプライシング(変動価格制)への本格移行を見据えた実験的側面も強い。