彼らの原点を探ると、必然的に青森県青森市にある実家での日々にたどり着く。決して特別な英才教育を受けたわけではない。だが、古坂家の日常には常に笑いと議論、そして音楽が溢れていたという。
父親も非常にユーモアに富んだ人物で、家族が集まる食卓はまるで毎日がライブステージのようだったと振り返られている。幼少期の古坂和仁少年は、年の近い兄や弟と日常的に言葉遊びや背比べを繰り広げ、そこで独自の観察眼やテンポ感を磨き上げた。雪深い青森の冬、家の中で兄弟と過ごした濃密な時間が、のちの創作意欲の大きなエンジンとなったことは疑いようがない。