日本の大学受験シーンにおいて、河合塾と駿台予備学校の二大予備校が提供する模試は、志望校判定の精度において圧倒的なシェアと信頼を誇る。特に河合塾の全統記述模試は母集団の規模が極めて大きく、全国の受験生における自身の客観的な立ち位置を把握するうえで標準指標とされている。一方で駿台の模試は難関大向けのハイレベルな思考力を問う問題が多く、両者の模試を組み合わせて受検する戦略が一般的だ。
近年、教育・受験産業全体で模試データのオンライン化とフィードバックの即時化が急速に進んでいる。紙の成績表が届くのを数週間待つ時代は終わり、試験終了後すぐにWeb上で解説動画や採点結果を確認できる体制が整った。これにより、受験生は記憶が鮮明なうちに復習に取り組み、弱点を早期に克服するサイクルを確立できるようになっている。