転職コミュニティや口コミサイトにおけるオープンポジション評判を分析すると、ポジティブな体験談と強い失望を吐露する声が二極化しています。現場で交わされる生の声から、実態の深層に迫ります。
肯定的な意見として目立つのは、「自身のキャリアの幅が広がった」という実体験です。
「前職ではカスタマーサクセスだったが、オープンポジションで応募したところ、分析力と対人折衝の双方を買われて新規事業のプロダクト推進チームに配属された。通常の職種別採用なら経験不足で書類落ちしていたはずなので、適性を多角的に見てくれた企業に感謝している」(30代前半・ITメガベンチャー勤務) このように、単一の職務経歴書では表現しきれない総合力を評価された事例では、満足度が極めて高くなる傾向が見られます。
一方で、SNSのリアルな投稿や相談窓口には、以下のような生々しい後悔の声も寄せられています。
「『カルチャーフィットを重視する』という言葉を信じてオープン枠で応募。内定は出たものの、配属されたのは人が定着しない過酷な現場のオペレーション部門だった。便利屋として頭数を合わせるために採用されたのではないかと不信感が募り、1年足らずで再転職を検討している」(20代後半・人材サービス出身) 求職者側の強みと企業側のニーズが明確にすり合わされないまま入社を決めてしまうと、社内の「人手不足の穴埋め」として配置転換されてしまう危険性が潜んでいます。