一方、関西を代表する玉祖神社として知られるのが、大阪府八尾市神光寺に鎮座する式内社 玉祖神社です。生駒山系の高安山山麓に位置し、古代の河内国高安郡における有力な神社として信仰を集めてきました。社伝によれば、和銅3年(710年)に周防国の玉祖神社から分霊を勧請したとも伝えられますが、この地域周辺にも古代の玉造り集団が居住していた痕跡が多く残されています。
八尾の玉祖神社は、豊かな自然に抱かれた高台にあり、境内からは河内平野を一望する絶景が広がります。春には桜、秋には紅葉が境内を彩り、四季折々の表情を見せてくれます。秋の例祭で奉納される勇壮な太鼓台(ふとん太鼓)の巡行は地域の伝統行事として親しまれており、古代の信仰と地域コミュニティが強固に結びついている点も大きな特徴です。