今回の台風で最も懸念されているのが、連続した積乱雲の発生による「線状降水帯」の形成だ。すでに一部の地域では1時間あたり80ミリを超える猛烈な雨が観測されており、総雨量が平年の1ヶ月分をはるかに超える恐れがある。
土砂災害警戒情報が発令された山沿いの地域では、地盤がすでに緩んでおり、わずかな雨量の増加で崖崩れや土石流が誘発される危険が急上昇している。河川の氾濫危険水位超過も相次いで報じられており、低地での浸水被害への警戒がピークに達した。
水害は一瞬で道路を濁流へと変える。足元が見えなくなる前の迅速な行動、そして万が一避難が遅れた場合の垂直避難(建物の2階以上へ移動)の徹底が強く求められている。