Q1:過去の嫌な思い出を思い出すだけでもPTSDになりますか?
A1:単に「嫌な思い出」を思い出して不快になるだけではPTSDとは診断されません。PTSDの対象となるのは、現実に死傷の危険にさらされたような圧倒的恐怖体験であり、かつ本人の意思と無関係に当時の五感や恐怖が生々しく蘇るフラッシュバックなどの重篤な機能不全を伴う場合に限られます。
Q2:何年も前のトラウマ体験が、突然PTSDとして発症することはありますか?
A2:はい、あり得ます。これは「遅発性PTSD」と呼ばれ、事件や事故の直後は緊張感や多忙さで症状が抑え込まれていたものの、数ヶ月後や数年後に別の環境変化やストレスをきっかけとして症状が一気に噴き出すケースが存在します。
Q3:トラウマを克服するために自分でできる対処法はありますか?
A3:軽度の心の傷であれば、信頼できる人に気持ちを吐露する、十分な睡眠と規則正しい生活を心がける、マインドフルネス呼吸法などで自律神経を整えることが効果的です。ただし、無理に記憶を思い出そうとすると逆効果になるリスクがあるため、苦痛が強い場合は独力で対処しようとせず専門家に頼ることが賢明です。