下処理を終えたうなぎをどう再加熱するかによって、目指す食感は大きく分かれます。もっとも失敗が少なく、関東名店のようなふわふわの身を再現できるのがうなぎ温め方フライパンを活用した手法です。フライパンにアルミホイルやクッキングシートを敷き、皮目を下にしてうなぎを置いたら、日本酒(大さじ1〜2程度)を回し入れて蓋をし、弱火で約3分間蒸し焼きにします。これがうなぎ酒蒸し焼き方の基本であり、アルコールの揮発とともに残存する生臭さが飛び、日本酒の糖分とアミノ酸が身をふっくらと膨らませます。
一方、皮目のクリスピーな香ばしさと適度な歯ごたえを好むなら、オーブントースターうなぎパリッと焼く方法が最適です。アルミホイルを一度くしゃくしゃにしてから広げ、そこに薄く油を塗ってうなぎを載せることで、皮がホイルに張り付く事故を防げます。酒を少量吹きかけてから高温で2〜3分焼き、仕上げにハケでタレを塗ってさらに1分ほど加熱すると、タレの醤油とみりんがプツプツと泡立ち、芳ばしいメイラード反応の香気立ち込める蒲焼が完成します。
もし器具の都合でうなぎ電子レンジふっくら温め直しを選択する場合は、耐熱皿にうなぎを置き、小さじ1杯の酒または緑茶を振りかけてから、ラップをふんわりと隙間なく密着させずにかけます。500W〜600Wの低めの出力で30〜40秒ほど「温めすぎない」絶妙な秒数で止めるのが、水分蒸発によるゴム化を防ぐ鉄則です。