「使い込んだベルトのバックルや鍵の金属メッキが剥がれ、みすぼらしくなってしまった…」と諦めて引き出しの奥に眠らせていないだろうか。実は、身近な100円ショップの店頭に並ぶアイテムを賢く組み合わせるだけで、素人でも驚くほど美しく蘇らせることができる。近年、大創産業やセリアといったショップでは、リペア用途に特化した工具や塗料が飛躍的に充実してきた。これまでプロの領域とされていたメンテナンスが、一気に一般家庭へ開放された格好だ。
綺麗に仕上げる最大の秘密は「一気に塗らないこと」だ。プロが明かす塗布テクニックの基本は、少量ずつ薄く層を重ねる点にある。まずは専用の補修材やカラー塗料を筆先や細かなスポンジに微量だけ取り、ポンポンと軽く叩くように乗せていく。こうすることで、元の金属面との境目が自然に馴染み、筆跡の残らない平滑な質感が生まれるのだ。仕上げに耐摩耗性のあるクリア塗料を吹き付ければ、手触りもなめらかになり、日々の摩擦にも耐えうる仕上がりが完成する。