猫が舌を出す理由とは?可愛い仕草に潜む病気の危険サインと見分け方

猫が舌を出す理由とは?可愛い仕草に潜む病気の危険サインと見分け方

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問題となるのは、何らかの基礎疾患や苦痛によって「舌を引っ込められない」「口を閉じられない」状態に陥っているケースです。臨床現場での症例報告でも、猫が舌を出す病気の兆候として最も頻繁に見られるのが口腔トラブルです。

特に猫が舌出しっぱなしで口内炎や重度の歯肉炎を患っている場合、舌が炎症部位に触れる激痛を避けるために意図的に口を開けたまま舌を出します。さらに、猫の舌が出てる背景に歯周病があるケースでは、歯槽骨の融解によって歯が抜け落ち、舌を口内に保持する壁(特に下顎の犬歯)が失われた結果として舌が露出することもあります。

さらに深刻なのが、猫が開口呼吸で舌を出す状態です。本来、猫は完全な鼻呼吸動物であり、犬のように体温調節のために口を開けてハァハァと息をすることは通常ありません。口を開けて荒い呼吸をし、舌を出している場合は、胸水・肺水腫・重度貧血・フィラリア症・心筋症による呼吸困難に陥っている可能性があり、数分から数時間の遅れが致命傷になる超緊急事態です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。