日光が樹冠の内部まで届くように枝を間引く「透かし剪定」は、病害虫の予防と実の成長を促すために欠かせない。休眠期にあたる2月から3月にかけて、交差した枝や内側に向かって伸びる不要な枝を思い切ってカットしよう。骨組みとなる主枝を3〜4本に絞り、盃(さかずき)状の仕立てを目指すことで、風通しが劇的に改善される。
日本のオリーブ聖地として知られる小豆島オリーブ公園などの栽培現場でも、枝の剪定管理は果実の品質向上に向けた核心的なプロセスとして徹底されている。枝を間引くことで光合成の効率が跳ね上がり、1つの実に養分が集中して、丸々と太った良質な果実が実るようになるのだ。過剰な剪定を避けつつ、樹の体力を維持する絶妙なバランス感覚を身につけたい。