バッテリーを早く手放したいという焦りから、ポストに投函されたチラシや住宅街を巡回するトラックに安易に頼るのは危険です。現在、国民生活センター等にも不用品回収業者 バッテリー トラブルに関する相談が多数寄せられています。
「無料回収とアナウンスしながら巡回していたトラックを呼び止め、バッテリーを積み込んだ瞬間に『バッテリーは特別管理産業廃棄物だから別料金で5,000円かかる』と豹変した」という手口は典型例です。悪質な無許可業者に渡った廃バッテリーは、鉛だけが不法に抜き取られたあと、強酸性の希硫酸が山林や側溝へ不法投棄される深刻な環境汚染事件へと発展するリスクを孕んでいます。
さらに見落とされがちなのが、自家用車で持ち込む際の運搬事故です。バッテリーの上面にある通気口からは、揺れや傾きによって希硫酸が漏れ出す危険があります。液がシートやトランクのカーペットに付着すると、繊維が溶解して修復不能なダメージを受けます。持ち込む際は必ず平らなプラスチックケースに入れ、端子同士の接触によるショート火災を防ぐため、プラス・マイナス両端子にビニールテープを何重にも巻いて絶縁することが絶対条件です。