厚生労働省の需給予測によると、将来的に薬剤師の総数は供給過剰に転じると推計されています。もはや「薬学部を出て薬剤師免許さえ取れば一生安泰」という神話は過去の遺物です。2020年代後半以降の医療界で生き残るためには、調剤マシーンにとどまらない高度な臨床能力や研究的視点、コミュニケーション能力が不可欠となります。
こうした環境下で、昭和薬科大学を選択する妥当性について、教育ジャーナリズムの視点から明確な判断基準を提示します。
昭和薬科大学への進学が極めて向いている人
- 自律的な学習習慣が身についている人:日々の小テストや定期試験に向けて、誰に強制されずとも机に向かえる自己管理能力がある受験生。
- 臨床現場(総合病院・大学病院)で活躍したい人:歴史ある同窓会の強力なネットワークを生かし、チーム医療の最前線である大病院への就職を明確に志望している人。
- 落ち着いた環境でストイックに学びたい人:華やかな都心のキャンパスライフよりも、静かな環境で実験や国試勉強に没頭したい実利派の受験生。
進学を再考・慎重に判断すべき人
- 「とりあえず資格が取れればいい」と受動的な姿勢の人:手取り足取り面倒を見てもらえると過信していると、厳格な進級判定の壁にぶつかり、多額の学費を投じた末に留年・中退するリスクが高まります。
- 華やかな総合大学のキャンパスライフに強い憧れがある人:他学部の学生との日常的な交流や、都心での放課後ライフを重視する人にとっては、町田の単科大学環境は閉塞感につながる可能性があります。
- 数学・化学の基礎に致命的な弱点がある人:入試を推薦等で突破したとしても、入学直後から始まる有機化学や物理化学の講義についていけず、早期に挫折する傾向が顕著です。