本作の魅力を語る上で欠かせないのが、日浦総合病院を舞台に繰り広げられる個性豊かなキャスト陣の相関図です。
天堂の同期で良き理解者である来生晃一(毎熊克哉)や、七瀬の同期看護師・酒井結華(吉川愛)、天堂の姉で天真爛漫な流子(香里奈)、小児科医の菅野海砂(堀内敬子)など、実力派俳優陣が脇を固めることで、単なる恋愛ドラマにとどまらない医療現場の人間ドラマとしての厚みが生まれました。
円城寺マキによる原作漫画との違いにも注目が集まりました。原作では天堂先生のドSぶりがより過激かつコミカルに描かれているのに対し、ドラマ版では佐藤健の人間味ある芝居によって「なぜ彼が心を閉ざしていたのか」という過去のトラウマと再生の物語がより丁寧に掘り下げられています。また、結末に至るまでのエピソード順やサブキャラクター同士の恋模様も、ドラマ用にテンポよく再構成されました。