福士蒼汰と仮面ライダーフォーゼの軌跡|黒歴史説の真相と現在

福士蒼汰と仮面ライダーフォーゼの軌跡|黒歴史説の真相と現在

福士蒼汰と仮面ライダーフォーゼの軌跡|黒歴史説の真相と現在に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

福士蒼汰にとって『仮面ライダーフォーゼ』は名実ともにキャリアの出世作です。2010年にスカウトされて芸能界入りし、ドラマ『美咲ナンバーワン!!』で俳優デビューを果たしたわずか数カ月後、約3,000人規模のオーディションを突破して掴み取ったのが、仮面ライダー生誕40周年・宇宙開発50周年の記念碑的タイトルである本作の単独主演でした。

劇中で福士蒼汰が演じた如月弦太朗は、「天ノ川学園高校の生徒全員と友達になる」という破天荒な目標を掲げる熱血高校生。そのトレードマークとなった強烈なリーゼント髪型と短ラン姿は、歴代の平成仮面ライダー主人公が持っていたクールやスマートなイメージを根底から覆すものでした。毎朝の過酷なヘアセットや、真冬でも薄着の学ランで挑むアクションシーンなど、10代の新鋭俳優にとって撮影現場は文字通りの試練の場でした。

当時の特番インタビューや公式メイキングにおいて、福士蒼汰は「最初はリーゼント姿の自分に戸惑いもあったが、現場に入れば弦太朗そのものになりきれた」と述懐しています。変身時に高らかに叫ぶ「宇宙キター!」のフレーズは日本中の子どもたちの間で大流行し、劇中で使用された変身ベルト「フォーゼドライバー」は全国の玩具店で品切れが続出する社会現象を巻き起こしました。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。