オフィスやカフェ、移動中にコーヒーをこぼしてしまった場合、帰宅するまでの数時間をどう過ごすかでシミの落ちやすさは8割決まります。外出先での応急処置で最も大切なのは、「汚れを広げないこと」と「繊維の奥へ押し込まないこと」です。
飲食店で提供される布製おしぼりやウェットティッシュでゴシゴシと擦る行為は、絶対に避けなければなりません。おしぼりに含まれる塩素系成分で色柄物が脱色したり、摩擦によって繊維毛羽の奥深くに色素が入り込んでしまうためです。
出先で実践すべき正しい応急処置の手順は以下の通りです。
【外出先での応急処置ステップ】
1. 乾いたティッシュや紙ナプキンで吸い取る:衣類の表面に残った水分を、こすらず上から優しく押さえて可能な限り吸湿します。
2. 裏側に当て布(ティッシュ)を配置:シミの裏側に乾いたティッシュを数枚重ねて敷きます。
3. 水またはハンドソープを含ませたペーパーで叩く:水で濡らしたハンカチやペーパー(カフェラテの場合は微量の泡ハンドソープを馴染ませる)で、表側からトントンと軽く叩き、裏側のティッシュに汚れを移行させます。
4. 水分を乾いた紙で挟んで回収:最後に乾いたティッシュで挟み込み、余分な水分を吸い取って自然乾燥させます。