物語の序盤、一部の視聴者や読者からは「技術指導ができない頼りない顧問なのではないか」という誤解を受けることもありました。しかし、物語が進むにつれてその評価は180度覆ることになります。
武田一鉄の真骨頂は、自らの知識不足を素直に認め、専門家である烏養繋心を口説き落とすために何度も足を運んだ執念にあります。また、東京の音駒高校や梟谷学園グループとの合同合宿を取り付けるため、自ら土下座同然で遠征の交渉を取り付けたマネジメント能力は並外れたものです。組織運営における「サーバントリーダーシップ(支援型リーダーシップ)」を体現した存在であり、神谷浩史の演じる声の誠実さが、その行動に説得力を与え続けています。