眼鏡の芸人はなぜ伊達眼鏡?愛用ブランドと素顔の真相【2026最新】

眼鏡の芸人はなぜ伊達眼鏡?愛用ブランドと素顔の真相【2026最新】

眼鏡の芸人はなぜ伊達眼鏡?愛用ブランドと素顔の真相【2026最新】について詳しく解説いたします。最新の情報をお届けします。

お笑い界で活躍するメガネ芸人の中には、日常生活では眼鏡を必要としないにもかかわらず、本番前の楽屋で必ずフレームを装着するタレントが少なくありません。株式会社CMサイトが全年代の男女6,815名を対象に実施した「メガネ芸人ランキング」(2025年8月調査)でも上位にランクインした宮川大輔は、その代表格です。トレードマークである極太の黒縁フレームは、実は度が全く入っていない伊達眼鏡、あるいはテレビカメラのハレーション(乱反射)を防ぐために「レンズ自体を抜いた特注仕様」であることが知られています。

芸人があえて伊達眼鏡を選ぶ背景には、制作現場ならではの切実な技術的・心理的要因が幾重にも重なっています。第一に挙げられるのが「表情のディテールを殺さないための照明対策」です。スタジオに設置された数十台の強烈なライトは、通常レンズを通すと白く反射し、トーク中の瞳の動きや細かな目線のニュアンスを遮ってしまいます。そのため、レンズをあえて外すか、極めて高度な無反射コーティングを施した特注フレームをあつらえるのが現場の常識となっているのです。

第二の理由は「顔面余白の黄金比率を作る視覚的ブランディング」です。南海キャンディーズの山里亮太が着用するトレードマークの赤メガネについて、本人は過去の自著やロングインタビューで「当初は相方のしずちゃんの強烈なビジュアルに埋没しないため、そしてあえて気持ち悪がられるキャラクターを補強するために選んだ」と回顧しています。フレームの上端が眉を補正し、レンズ枠が頬の面積をキュッと引き締めることで、遠目からでも一瞬で誰かを識別させる「視覚的フック」を生み出しているのです。

また、おぎやはぎの二人やオリエンタルラジオの藤森慎吾のように、伊達眼鏡をかけることで「胡散臭さ」や「都会的な脱力感」「チャラ男感」という明確なパブリックイメージを瞬時に獲得したケースもあります。素顔の自分に一枚のフレームというレイヤーを重ねる行為は、彼らにとって舞台に立つための「スイッチを入れる儀式」に他なりません。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。