新聞紙を使った窓掃除で最も多い失敗が「白く濁ったスジ」や「黒ずみ」が残ることです。これを防ぐためには、水拭き用と乾拭き用の新聞紙を適切に使い分け、正しい力加減と順序で動かす必要があります。プロの現場でも実践されている基本ステップは以下の通りです。
ステップ1:新聞紙を手のひらサイズに丸める
見開き1枚の新聞紙を、適度に空気を含ませながらクシャクシャに丸め、大人の握りこぶし大のボールを4〜6個作ります。きつく固めすぎるとガラスに当たる面積が狭くなり、摩擦ムラができるため、適度に弾力を持たせるのがコツです。
ステップ2:水拭き用の新聞紙を適度に濡らす
丸めた新聞紙の半分を水、またはぬるま湯で湿らせます。ここで重要なのが水分量です。水滴がポタポタと垂れない程度(水分含有率30〜40%程度)に軽く絞るか、霧吹きで新聞紙全体を均一にしっとりさせます。濡らしすぎるとパルプが破れてガラスに張り付き、逆にインクが溶け出しすぎて黒ずみの原因になります。
ステップ3:外側から「コの字型」に水拭きする
窓掃除は汚れのひどい「外側」から始めるのが基本です。濡らした新聞紙を使い、窓の上部から下部に向かって「コの字」を描くように隙間なく拭いていきます。頑固な手垢や鳥のフン、雨だれがある部分は、円を描くように少し力を入れてインクを馴染ませてから拭き取ります。
ステップ4:乾く前にすかさず乾拭きで仕上げる
水拭きした直後、水分が自然乾燥する前に、乾いた状態の新聞紙ボールで素早く磨き上げます。円を描きながらガラス全体を磨いた後、最後に上から下へ一方向に均一に拭き下ろすことで、拭きスジや拭き跡を完全に消し去ることができます。
ステップ5:窓サッシとレールのホコリを除去する
ガラスが仕上がったら、使った湿り気のある新聞紙を細長く折りたたみ、サッシのレール部分に押し込んで滑らせます。新聞紙の角がレールの隙間にフィットし、溜まった砂埃や結露のカビ予備軍を一気に掻き出すことができます。頑固な角の汚れは、新聞紙を巻きつけた割り箸や使い古しの歯ブラシを併用すると効果的です。