稲垣来泉を語る上で欠かせないのが、実姉である稲垣芽生の存在です。芽生自身もかつてNHK Eテレ『天才てれびくん』シリーズでてれび戦士として活躍するなど、高い知名度を誇った名子役でした。芸能界において「姉妹タレント」はしばしば過度な比較やライバル関係に晒されがちですが、稲垣姉妹の間にはそうした不健全な競争意識は見られません。
報道関係者や関係者の証言によると、家庭内では互いの仕事を尊重し、悩みが生じた際には最も身近な理解者として支え合う関係が構築されてきたといいます。先に芸能界の荒波を経験した姉の存在は、来泉にとって精神的な防波堤となり、過剰なプレッシャーから心を守る大きな拠り所となっていました。
そして彼女のキャリアにおける最大のターニングポイントとなったのが、2026年春の大手芸能事務所「研音」への移籍です。研音といえば、山口智子、天海祐希、菅野美穂、川口春奈、福士蒼汰など、映画やゴールデン帯ドラマで単独主演を張るトップアクターを多数輩出してきた名門。子役中心のマネジメントから、長期的な視座で主演級アクターを育てる大手へと環境を変えたことで、彼女のキャリア設計は「短期的な子役消費」から「10年後、20年後を見据えた本格女優の育成」へと完全にシフトしました。
その戦略の結実が、2026年の『Seventeen』専属モデル抜擢です。同誌の専属モデルは、かつて北川景子、広瀬すず、永野芽郁など、現代の日本映像界を牽引する主演女優たちが登竜門として通ってきた王道ルート。ファッションを通じて同世代の女性ファンを獲得しつつ、スクリーンで重厚な芝居を見せるという二刀流の布石は、研音という強力なバックボーンがあってこそ実現した展開です。