Q1:二人のコントの台本はどこまで決まっていたのですか?
A1:基本的な舞台設定(芸者、そば屋など)と大まかなシチュエーション、そして最後のオチのみが台本に書かれていました。中盤の細かな台詞の応酬や「間」の取り方、どちらが先に笑ってしまうかといった展開は、現場の空気と二人の呼吸に委ねられた完全な即興セッションでした。
Q2:名フレーズ「お前がそう言ったから」はどうやって誕生したのですか?
A2:フジテレビ系『志村けんのだいじょうぶだぁ』の芸者コント収録中、台本にない他愛のない雑談から派生しました。柄本さんの何気ない一言に対し、志村さんが執拗に言葉尻を捉えて問い詰めたところ、互いに譲らない滑稽な意地の張り合いに発展し、定番の掛け合いとして定着しました。
Q3:志村けんさんと柄本明さんは私生活でも親友だったのですか?
A3:頻繁につるむような表面的な親友関係ではなく、お互いの舞台を観劇し合い、たまに酒席を共にしては演技論を語り合う「敬意で結ばれた職人同士の同志」でした。互いの才能を誰よりも高く評価していたからこそ、カメラの前で一切の遠慮がない真剣勝負を繰り広げることができました。