Q1:1995年(平成7年)が「歴史的転換点」と呼ばれる最大の理由は何ですか?
A1:戦後日本の繁栄を支えてきた「自然災害への安心」「世界一安全な治安」「終身雇用と右肩上がりの経済」という3大前提が、阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、バブル崩壊後の金融破綻によって一気に崩れ去ったためです。この年を境に、国頼みから「個人の自律とリスク管理」へと社会の行動様式が根本的に転換しました。
Q2:1995年の流行語大綱にはどのような言葉が選ばれましたか?
A2:新語・流行語大賞では、オリックス・ブルーウェーブのリーグ優勝と被災地支援を結んだ「がんばろうKOBE」、野茂投手の活躍を称えた「NOMO」が年間大賞に輝きました。また、オウム事件の背景として注目された「マインドコントロール」、IT時代の到来を告げた「インターネット」などもトップテンに選出され、明暗が極端に分かれた世相をそのまま反映しています。
Q3:1995年の大震災をきっかけに誕生・制度化されたものは何ですか?
A3:全国から延べ100万人を超える市民が被災地に駆けつけたことから「ボランティア元年」と呼ばれ、後の1998年「特定非営利活動促進法(NPO法)」制定に繋がりました。また、緊急消防援助隊の創設、建築物の耐震改修促進法の制定、地震調査研究推進本部の設置など、現代日本の防災・減災インフラの多くがこの年の反省から構築されました。