事業承継によってチェーン系列の傘下に入ったことで、一部からは「昔の味と変わってしまったのではないか」「商業化されて質が落ちたのでは」といった懸念の声が上がったのも事実です。しかし、実際に足を運ぶ常連客や全国から訪れる米好きたちの口コミ評判を確かめると、高い満足度が維持されていることが分かります。
「お米の一粒一粒がしっかり立っていて、噛むほどに甘みが広がる」「おかずなしでもご飯だけで何杯も食べられる」という感動の声は今も絶えません。フジオフードはセントラルキッチン化することなく、仙人が使っていた昔ながらの羽釜と特注のコンロを使用し、現場の職人が毎朝手作業で米と向き合う調理法を頑なに継続しています。
また、銀シャリを引き立てるおかずの数々も、創業当時の大衆食堂スタイルそのものです。職人が焼き上げる名物のふわふわ玉子焼き、脂の乗った煮魚、旬の刺身など、素朴でありながら素材の持ち味を極限まで引き出した品々が並び、昔ながらのゲコ亭の空気感をしっかりと保っています。