彼女の歩みを語る上で避けて通れないのが、立花孝志率いるNHKから国民を守る党との複雑な関係性だ。既成政界の常識をことごとく破壊してきた同党の軌道と、彼女のゲリラ的な発信手法はある時期、強烈な引力で引き合っていた。既存の選挙制度の盲点を突く彼らの戦術は、彼女にとって格好の実験場でもあったはずだ。
しかし、蜜月は長くは続かない。内部関係者の証言によれば、主導権を巡る思惑の違いや理念のズレが次第に亀裂を生んでいったという。単なる追従者であることを拒み、自らの発信力で独自の地歩を固めようとする姿勢が、組織との間に摩擦を生んだ。この確執と距離の取り方にこそ、彼女の独立独歩のリアリズムが表れている。