まず押さえておきたいのは、トーン(明度)は1~20まであり、数字が大きいほど明るくなるという基本ルールだ。10トーンはちょうど中間地点。一般的な日本人の黒髪が3~5トーン、いわゆる「暗めの茶髪」が7~8トーン、ブリーチなしで出す限界とされるのが11~12トーン前後と言われる。つまり10トーンは「暗くもなく、派手すぎもしない、仕事にも通じる明るさの上限」に位置する。
ただし注意したいのは、明度が上がるほど赤み・オレンジみが強く出るという日本人毛の特性だ。サロン専売品のカラーチャートでは、10トーンの見本は「明るい黄みのブラウン」「オレンジブラウン」で表記されることが多い。美容師の間では「10トーンはカラーの真ん中で一番扱いが難しい明度」という声もあり、ムラが出やすい分岐点ともされる。