SNSや知恵袋などのコミュニティでは、「電話番号から相手の家を突き止めたい」「無料サイトで名前が出ないか」といった相談が後を絶ちません。しかし、そこに付け込む悪質なトラップが横行しています。
取材班が確認した悪質な手口の代表例が、「電話番号を入力すれば即座に相手の氏名・住所を表示する」と謳う海外製アプリやフィッシングサイトです。こうしたサービスを利用したユーザーからは、次のような切実な被害報告が寄せられています。
「相手の浮気調査のために電話番号検索アプリを入れたら、自分のスマートフォンの連絡先データが全て海外サーバーに吸い上げられ、友人に不審なスパムSMSが一斉送信されてしまった」(20代女性・コミュニティ投稿より)
不特定多数の個人情報を集約した「電話番号住所特定無料サイト」の多くは、利用者の電話帳データを吸い上げてデータベースを構築する「ソーシャル・スクレイピング型」の手法をとっています。利用規約の奥深くに「連絡先の同期・第三者提供」が記載されており、好奇心から利用した本人が加害者・情報漏洩の源点になってしまうケースが頻発しています。
現在、安全に使える「不明な電話番号検索」サービス(電話帳ナビやjpnumberなど)は、あくまで迷惑電話や企業・営業電話の口コミを共有するプラットフォームであり、一般個人のプライバシーが特定できる仕様にはなっていません。