五ツ木模試で判定が出ない理由とは?2026年最新日程と偏差値の罠

五ツ木模試で判定が出ない理由とは?2026年最新日程と偏差値の罠

五ツ木模試で判定が出ない理由とは?2026年最新日程と偏差値の罠についての真相をご紹介します。

ネットの知恵袋やSNS上で秋口になると急増するのが、「五ツ木模試を受けたのに志望校判定欄が空欄だった」「判定不能の記号になっていた」という切実な投稿です。長年受験指導に携わる教育関係者への取材から、この現象の裏側にある4つの現実が浮かび上がってきました。

第1の要因は、極めて単純なマークシートの志望校コード記入不備です。五ツ木模試の志望校記入欄は、配布される分厚い「学校コード表」から該当する4桁ないし5桁の数値を自ら転写する形式をとっています。学科改編で新設された学科のコード間違いや、専願・併願のマーク塗りつぶし漏れがある場合、電算処理でエラーとなり判定が印字されません。

第2の要因は、志望校の登録上限数(最大4校まで)と併願パターンの組み合わせ制限です。公立高と私立高の組み合わせにおいて、システム上で想定されていない変則的な入力を行うと、第一志望のみ出力されて第二志望以降がブランクになるケースが報告されています。

そして第3に、多くの受験生・保護者を混乱させるのが「私立高校の事前相談基準」との乖離です。関西圏の受験現場、特に大阪府下では「五ツ木模試の10月・11月の偏差値が〇〇以上なら私立併願で合格確約に近いライン」という暗黙の運用が長年語り継がれてきました。しかし、模試の成績表に印字される合否判定(A〜E判定)は、あくまで統計学的な母集団分布から算出した数値に過ぎません。学校現場の「事前相談の目安」と、帳票の「合格可能性パーセンテージ」が食い違っているため、「判定はEなのに塾長からは合格できると言われた」「判定自体が機能していないのではないか」という疑念を生む土壌になっているのです。

なお、中学受験向けの「五ツ木・駸々堂模試」についての評判も検証が必要です。高校受験版が公立志向の広範な生徒を集めるのに対し、五ツ木駸々堂模試の難易度は、浜学園や馬渕教室などの最難関中学向け模試に比べると標準的な構成です。中堅私立中から上位私立中を目指す層にとって最も適正な難易度と高い精度を誇るテストとして定着しており、高校受験版と中学受験版では対象とする学力層のレンジが異なる点にも留意しなければなりません。

森 瞳
著者

森 瞳

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