ふたりの出会いと共闘の経緯には、シリーズ屈指のドラマが隠されています。特に90年代アニメ第106話『運命のきずな! ウラヌスのはるかなる日』で描かれたエピソードは、ウラネプの馴れ初めを語る上で欠かせない名作として名高いものです。
もともと天才レーサーとして男子顔負けのスピードを追い求めていた天王はるかは、戦士としての覚醒を前に「日常を捨てて戦いに身を投じる恐怖」に苛まれていました。そんな彼女の前に現れたのが、すでに孤独な戦士として目覚め、血を流しながら戦っていた海王みちるでした。みちるは自らのバイオリニストとしての将来を捨て、世界の終末を止めるために身を捧げていたのです。
はるかは、みちるの「あなたが好きだから、巻き込みたくなかった」という言葉と、その背負った過酷な宿命の重さに心を打たれ、自らセーラーウラヌスとして覚醒する道を選びました。彼女たちが属する「外部太陽系戦士」は、内部太陽系戦士(セーラームーンたち)のように仲間と協力して学園生活を楽しむことは許されず、常に太陽系の外縁で侵入者を孤独に迎撃する役割を課されています。この逃れられない孤高の使命感が、ふたりの絆を誰にも入り込めない絶対的なものへと昇華させたのです。