伝説のチーム「The Dirty Dawg(TDD)」において、かつては肩を並べて戦っていた神宮寺寂雷と飴村乱数の関係。この2人が修復不可能なレベルで決裂した引き金こそが、寂雷の弟子であり弟のようでもあった神奈備衢(かんなび よつつじ)を巡る事件です。
当時、中王区の命令を受けた乱数が放った「真正ヒプノシスマイク」の攻撃を受け、衢は精神を破壊されて昏睡状態に陥りました。寂雷にとって衢は、暗い過去から光のある世界へと導いてくれたかけがえのない存在でした。その衢を奪われた怒りと絶望から、寂雷は乱数を激しく憎悪し、TDDは空中分解することとなったのです。
その後、衢が中王区の実験によって目を覚まし、乱数自身も中王区に使い捨てられる運命を背負ったクローン体であることが明かされるなど、物語は急展開を迎えました。憎悪をぶつけ合うだけだった2人の関係は、中王区という巨大な権力に対峙する中で、複雑な痛みを共有する「共犯関係」のような新たなフェーズへと移行しています。