レベル3およびレベル4の自動運転車両が高速道路を日常的に走るようになった2026年、道路設備に求められる役割も一変した。単なる物理的障壁を超えて、路車間通信(V2X)やミリ波レーダーの基地局として機能するスマート分離帯の台頭である。
分離帯の内部には光ファイバーや各種高精度センサーが埋め込まれ、先行する障害物、悪天候による視界不良、落とし物の存在などのリアルタイムデータを周囲の走行車両へ即座に配信する。車両自体のセンサーだけではカバーしきれない死角を、道路の中央から常時見守ることで、自動運転の安全性と円滑な交通流を影で支えているのだ。