鯉登少尉が連載終了後も熱烈な人気を維持している理由は、シリアスな成長劇とギャグキャラクターとしての強烈なインパクトが完璧な黄金比で同居している点にあります。
戦闘時に発せられる「キエエエイッ!」という独特の猿叫(自顕流の気合い)や、動揺すると早口すぎて誰も聞き取れなくなる薩摩弁は、読者に強烈な印象を植え付けました。テレビアニメ版で声を担当した声優・小西克幸氏は、重厚なイケメンボイスと超高速の薩摩弁ギャグを完璧に演じ分け、キャラクターの立体感を決定づけました。
さらに実写映像化プロジェクトでは、俳優・中川大志氏が鯉登少尉役に抜擢され、徹底的な身体表現と完璧なビジュアル再現で原作ファンから絶賛を浴びました。過酷なアクション訓練を経て再現された自顕流の太刀筋や、狂気と愛嬌のバランスを忠実に具現化した演技力は、2020年代半ばの実写邦画界における屈指のハマり役として高い評価を獲得しています。