2021年に配信限定で行われた『明日のたりないふたり』は、コロナ禍という異例の状況下でありながら、約55,000人以上がチケットを購入する配信ライブ史上屈指の金字塔を打ち立てた。過酷な無観客配信という状況すらも味方につけ、2時間以上にわたりノンストップで繰り広げられた漫才は、エンターテインメントの歴史に刻まれる一夜となった。
この奇跡的な軌跡は、後に日本テレビ系でドラマ『だが、情熱はある』として実写化されることとなる。SixTONESの森本慎太郎とKing & Princeの高橋海人が見事に演じ切った山里と若林の半生は、単なる芸人サクセスストーリーを超え、生きづらさを抱える現代人へのエールとして大きな反響を呼んだ。現実のライブからドラマへと渡されたバトンは、ふたりの生き様が一時的なブームではなく、普遍的な物語へと昇華した証明である。