事態が深刻化する中で注目を集めたのが、歌唱者である横山だいすけ氏と作詞者のぶみ氏による、対照的すぎる事後対応でした。
横山氏は炎上が本格化した直後の2018年2月8日、自身の公式ブログを更新し、長文の謝罪メッセージを公開しました。文面では、言い訳や責任転嫁を一切挟まず、次のように率直な心境を吐露しています。
「僕自身がこの歌を歌うことで、傷つけてしまったお母さんたち、嫌な思いをさせてしまったみなさんに、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」「自分の配慮不足、そして無知さを心から反省しています」と平身低頭に謝罪。子どもや親たちに寄り添ってきた自負があったからこそ、当事者の痛みに気づけなかった自らの未熟さを認めた姿勢は、批判一辺倒だったネット世論の空気を変え、誠実な人柄を改めて印象付ける結果となりました。
対照的だったのが作詞者ののぶみ氏の対応です。のぶみ氏は自身のSNS等で「最後まで歌詞を読めば愛の歌だとわかるはず」「母親たちの本音を取材して書いたのに、一部分だけを切り取って叩かれている」といった主旨の発信を行い、自身の意図を弁護する姿勢に終始しました。
この釈明は、傷ついた母親たちの心情を「理解力不足」と見なすかのようなニュアンスを与えてしまい、火に油を注ぐ結果となりました。その結果、批判の矛先は横山氏から離れ、のぶみ氏が過去に出版してきた絵本の描写や言動そのものへと集中していくことになります。