長年にわたりお茶の間に親しまれてきた気象予報士の森田正光氏は、春の節目の天気予報について「春の天気は乙女の心のように変わりやすいが、大気の安定度を把握すれば行動の選択肢は大きく広がる」と指摘する。新生活を迎えるこの時期は、気圧の変化によって自律神経が乱れやすいため、気温数値以上に「風の冷たさ」を感じやすい点に注意が必要だという。
映画『天気の子』で描かれたような狂おしく劇的な空の表情は、決してフィクションの中だけの話ではない。異常気象が日常化しつつある現代において、空の変化に耳を澄ませる感性を養うことは、自分たちの安全な生活を守るための第一歩と言えるだろう。