かつてテレビ番組は、放映されたその瞬間に消費され、消えていくものであった。しかし、現代においてはFODやTVerといった動画配信サービスの普及により、過去の放送回が長期間にわたって再生産され、ネット上で拡散され続ける構造が出来上がっている。
一度SNSでトレンド入りした映像切り抜きや発言は、アルゴリズムに乗って半永久的にデジタル空間を漂う。マスメディア業界がビジネスモデルをデジタルシフトさせる一方で、一般の出演者が受けるネット上のバッシングやデジタルタトゥーの影響は深刻化するばかりだ。きららのケースもまた、見知らぬ無数のネットユーザーによってコンテンツとして消費され尽くすという、現代特有の過酷な構造を浮き彫りにした。