「SNSで絶賛されていたパフェを目当てに1時間以上並んだが、中身は量産品のホイップと冷凍フルーツで落胆した」――これは取材班が現地で耳にした、観光客による少なからずの吐露です。SNS映えカフェネットの反応を検証すると、視覚的インパクトが強い投稿ほど数万単位のインプレッションを獲得する反面、Googleマップや口コミ詳細欄には接客の乱れや滞在環境への不満が散見されます。
観光情報誌で特集される金沢古民家カフェ人気ランキング上位の店舗が必ずしも悪いわけではありません。しかし、過剰な来店客数に対応するためにオペレーションが簡素化され、本来町家が持っていた「静寂と陰翳(いんえい)の美」が損なわれているケースが少なくありません。これに対し、地元民おすすめ理由として挙げられる店舗の共通項は、観光主要動線からわずかに1〜2ブロック離れた路地に店を構え、席数をあえて絞り込んでいる点にあります。
特にスイーツの領域において、金沢カフェスイーツ評判の真贋を見分ける試金石となるのが金沢和カフェ抹茶パフェの構成です。本物の名店では、宇治や地元・能登、加賀の厳選抹茶を使用した自家製ゼリーやソルベを用い、甘味・苦味・温度差の立体的なグラデーションを構築しています。地元愛好家が通い詰める名店は、単に金箔を散らして見た目を豪華にするのではなく、一口ごとの調和を計算し尽くしている点に決定的な違いが存在します。