もともと80年代のパンクロックやヘヴィメタルのムーブメントから派生したこの激しい鑑賞スタイルは、時代を経て様々なジャンルへと波及してきた。ステージ上の激しいビートに呼応し、客席中央に突如として生み出される激突の渦。その激しい躍動の記録は、現代ではYouTubeなどの動画共有プラットフォームを通じて世界中に拡散され、若者のライブ観を大きく塗り替えてきた。
今や単なる一部のサブカルチャーにとどまらず、日本のライブエンターテインメント全体を象徴する光景として定着している。しかし、その広がりと同時に、カルチャーの背景を知らないライト層の参加が増え、現場における暗黙の了解が成立しにくくなっているのも事実だ。