かつてお笑い界の頂点に君臨し続けてきた明石家さんまやダウンタウンといったレジェンドの存在感は、今なお絶大だ。彼らが発する言葉一つで番組の空気は一変し、共演者たちの立ち振る舞いまでが左右される。そのカリスマ性は、昭和・平成のテレビ黄金期を創り上げた圧倒的な実績に裏打ちされている。
しかし、令和から現代にかけて、そのピラミッドの最高峰に変化が生じている。毒舌と圧倒的な番組進行能力を武器に冠番組を次々と制覇した有吉弘行の台頭だ。大御所への敬意を払いつつも、現代的な視聴者感覚に寄り添う彼のスタイルは、局側にとって最も頼りになるMC像となった。大御所たちが「象徴」として君臨する横で、実質的な番組の舵取り役としてトップに立つ多忙な中堅MC陣への移行が着々と進んでいる。