大葉健二氏の現在を語る上で欠かせないのが、彼が日本エンターテインメント界に打ち立てた不滅の金字塔です。
千葉真一氏が創設したJAC(ジャパン・アクション・クラブ)の第1期生として入所した大葉氏は、スタントマンやスーツアクターとして基礎を徹底的に叩き込まれました。その並外れた身体能力と表現力は、数々の伝説的キャラクターを生み出しました。
1979年の『バトルフィーバーJ』ではバトルケニア(曙四郎)を演じ、翌1980年の『電子戦隊デンジマン』ではデンジブルー(青梅大五郎)として2年連続でスーパー戦隊シリーズの主役級レギュラーを務めました。変身前と変身後のスーツアクターを自ら兼任するアクロバティックな演技は、特撮アクションの常識を覆しました。
そして1982年、彼の代表作となる『宇宙刑事ギャバン』(一条寺烈)が誕生します。「蒸着!」の掛け声とともに銀色のコンバットスーツを纏うギャバンの勇姿は、メタルヒーローシリーズの原点となり、最高視聴率18.6%を記録する社会現象となりました。
その実力は海を越え、映画監督クエンティン・タランティーノからの熱烈なオファーにより、ハリウッド映画『キル・ビル Vol.1』(2003年)に服部半蔵の弟子・シロー役として出演。世界のアクション映画ファンにその存在感を知らしめました。