沈静化したかに見えた問題が再び燃え上がったのは、2016年春のことでした。愛之助氏が女優の藤原紀香氏との婚約・再婚を発表した直後、『週刊文春』が母親側の告発記事を掲載したことで、新たな確執が浮き彫りとなりました。
報道によると、結婚を控えた愛之助氏側の代理人弁護士から母親側に対し、「正式な法的認知に向けた手続きの一環として、DNA鑑定の受診」を要請する通知が届いたとされています。これに対し母親側は、「今さらDNA鑑定を要求される筋合いはない」「紀香さんとの結婚を前に、過去の関係を急いで清算しようとしているのではないか」と強い不信感と精神的ショックを週刊誌上で訴えました。
この再燃報道に対し、愛之助氏は囲み取材等で次のように弁明しています。
「将来的な相続権や法的関係を明確にし、曖昧なままにしておくのではなく、法律の定めに則って正式に認知手続きを完了させるための正規の手続きとして要請したものであり、疑いや悪意を持ったものではない」
結婚という人生の大きな節目において、親族・法律関係をクリアに整えようとした愛之助氏側の法務的対応と、長年一人で息子を育て上げてきた母親側の感情的な受け止めとの間に、大きな認識のギャップが生じたことが騒動再燃の構造的原因でした。