個人向けノートPCを検討する際、最も多くのユーザーが比較するのが、DELLの中核を担う「Inspiron(インスプロン)」と、HPの看板シリーズである「Pavilion(パビリオン)」です。どちらも実売価格8万円〜13万円前後の激戦区を主戦場としています。
InspironとPavilion比較において真っ先に注目すべきは、ディスプレイとキーボードの設計思想です。DELLのInspironシリーズは、画面を開くとヒンジ部分が持ち上がりキーボードに自然な傾斜がつく「リフトアップヒンジ」を採用しており、タイピングのしやすさと排熱効率に優れています。ただし、エントリーグレードでは液晶画面の色域(sRGBカバー率)が控えめなパネルが採用されるケースがあり、写真編集やグラフィック用途では色味の確認が必要です。
対するHPのPavilionシリーズは、同価格帯でありながら天板やキーボード面にアルミニウム素材を採用することが多く、剛性感と見た目の美しさで一歩秀でています。ディスプレイも視野角の広いIPSパネルを標準搭載している構成が多く、映画鑑賞や日常的なブラウジングでの満足度が高い点が特徴です。純粋な「価格に対する処理性能」という観点ではInspironが僅差で勝る場面もありますが、「所有したときの質感と快適さ」を含めた総合的なコスパ最強ノートパソコンとしてはPavilionを推す声が現場では目立ちます。