東日本大震災の復興支援として2011年に開催された東京ドームでのチャリティライブ「日本一心」。あの日、超満員のスタジアム全体が揺れた瞬間を覚えている人は多いだろう。吉川晃司と布袋寅泰が再び同じステージに立ち、この曲の前奏が鳴り響いた瞬間の歓声は地鳴りのようだった。
2026年最新のステージ制作関係者への取材によると、当時の演出には「無駄な装飾を一切削ぎ落とし、2人の肉体と音だけで真っ向勝負する」という徹底したこだわりがあったという。イントロで布袋がギターを掲げ、吉川がステージの端から端へ疾走するパフォーマンスは、綿密な打ち合わせではなく互いの呼吸による「即興の美学」だった。さらに、2026年の再結成ライブでも受け継がれたその演出コンセプトは、照明のタイミングひとつに至るまで二人の肉体的グルーヴに合わせてミリ秒単位で調整されているという裏話も明かされている。