館内の「食処 こもち」は、街道を行き交うトラックドライバーから観光客、地元農家まで幅広い層で正午には満席となる屈指の人気処です。提供される料理の根底にあるのは、群馬県が全国シェアの9割以上を誇る特産品名物こんにゃくと、上州の豊かな風土が育んだ豚肉・小麦文化です。
看板メニューとして不動の地位を築いているのが「カツ丼」です。サクサクに揚げられた肉厚の上州産豚ロースを、甘辛い特製醤油ダレにくぐらせたソースカツ丼スタイル、あるいは風味豊かな出汁と新鮮な卵でふんわりととじた玉子とじカツ丼が選べ、どちらも圧倒的なボリュームを誇ります。「街道沿いの食堂レベルを遥かに超えている」とトラック運転手たちの口コミから火がつき、現在では名目上の名物へと定着しました。
そして忘れてはならないのが、手作りこんにゃくの小鉢や味噌田楽、刺身こんにゃくです。市販の板こんにゃくとは一線を画す気泡を含んだ独特のモチモチ感と、雑味のない生芋ならではの風味は、訪れた者のこんにゃく観を根底から覆します。冷水で締められたツルツルの手打ち風うどんとのセットメニューは、1,000円前後の手頃な価格帯でありながら驚くべき満足度を誇ります。